議会報告第四回

福知山市議会議員
西 田 信 吾
平素は大変お世話になっております。議員活動を始めて間もなく一年になります。現在の活動状況について報告いたします。 





平成28年(2016年)4月(第4号)
出席した主な行事(1月~3月)
1月・賀詞交歓会
 ・市民地域委員会視察(夜久野町)
2月・路線バス増線の市長要請
・希望の会視察(鹿児島・熊本県)
・議会改革検討会議視察(栃木・埼玉)
・議会報告会(平野町・夜久野町)
・学校教育フェスティバル
3月・惇明小学校卒業式
 ・南陵中学校卒業式
 





◎平成28年度予算が成立

3月議会において総額880億円5600万円の平成28年度予算が成立しました。27年度から1億4500万円、0.4%増加です。

・一般会計412億5000万円
・特別会計233億2700万円
・企業会計234億7900万円
 
 市長選を控えた骨格予算ですが、ポイントは治水対策、e-ふくちやま、公立大学の大型継続事業と未来創造福知山、まち・ひと・しごと・あんしん創生総合戦略、行政改革の計画の連携です。特に公立大学法人に対する運営交付金は3億1400万円が計上されました。


◎福知山公立大学が開学
大学に設置された開学記念碑

4月3日に福知山公立大学の開学式・入学式が盛大に催されました。1626人の出願者があり、新入生は高い競争率を勝ち抜いた精鋭58人です。地域に根差したグローカリストに成長されるよう期待します。しかし、問題は2年目以降です。今年と同様に多くの高校生が受験するように、カリキュラムの充実や全国の高校への働きかけを行い、市を挙げて応援する必要があります。議会として見守ると同時にしっかりと指摘していかねばなりません。
また、遠方から来られた学生と市民とのふれあいが重要です。学生が住みやすく、定住したいまちにしていきたいと思います。



◎「未来創造福知山」審査特別委員会

12月議会で提出された「未来創造福知山」議案を1月の特別委員会で集中審査を行いました。
「未来創造福知山」は概ね10年を計画期間とする総合計画です。長期ビジョンと基本計画で構成され、本市のまちづくりの指針となるものです。ビジョンとして「多様性あふれる高次機能都市」をめざしています。委員会では細かい数字や表現について多くの意見がありましたが、賛成多数で可決しました。
今後の実行を見守ってまいります。


◎市民地域委員会の活動

1月22日に委員会で夜久野町を視察しました。玄武岩公園などの観光振興や丹波漆などの地元の産業を学びました。中でも丹波漆は品質において極めて優れており、今後の地域振興対策としてブランド化を推進していく必要性を感じました。
午後からは夜久野支所において出張委員会として「まちづくり地域協議会」の皆様と意見交換を行いました。協議会役員の皆様の熱意が伝わり大変有意義な時間でありました。
4月以降も引き続き副委員長として地域振興や市民の生活の安心安全のために積極的に取り組みます。


◎議会改革検討会議視察
 
 委員会で栃木県大田原市、埼玉県飯能市を視察しました。目的はICTによる議会改革を先進的に取り組んでいる両市の議会運営を研修することです。具体的には各議員にタブレット端末を導入して紙(印刷物)の使用を削減、会議等の出欠をメールで確認、災害発生現場写真等を共有するなどのメリットがあることを確認しました。本市においても導入に向けた検討を進めております。実現すれば長期的には経費の削減と市民サービスの向上に寄与すると確信しております。


◎路線バスの運行に関する市長要請

         

アンケート調査を実施して準備をしておりました釜戸・荒木地区の路線バス運行に関する要請を2月5日に行い、松山市長に要請書を手渡しました。要請者は東岡、丸田ヶ丘、荒木、西小谷ケ丘の各自治会長と空心福祉会理事長です。
市長に要請書を手渡した
 今後は一日も早いバスの運行に向けて、具体的な対策を担当部署と協議してまいります。


◎希望の会行政視察

2月に所属する会派である希望の会の議員5人で鹿児島県霧島市、熊本県八代市、宇城市を視察しました。目的は移住定住空き家対策事業、市民行政提案型協働事業、公共施設マネジメント等を研修することです。霧島市においては多くの移住者を受け入れている実績とその対策について、八代市においては市民提案型事業の補助制度について、宇城市においては市町合併後の公共施設管理についてそれぞれ参考になることを学びました。本市においても同じ課題があり、今後の施策実現のために提言していきたいと考えております。


◎議会報告会

2月に平野町と夜久野町において議会が開催した報告会に参加しました。全議員が出席して市民との活発な意見交換がありました。開かれた議会、市民の意見の反映のために今後も開催していく必要があります。


◎森の京都福知山

京都府が提唱する「森の京都」事業の一環として夜久野町と大江町でイベントが実施されました。3月20日には夜久野町の「丹波漆振興事業」、27日には大江町の「元伊勢内宮参道マルシェ事業」に参加しました。いずれも盛況でした。地域振興が活性化するきっかけになるよう期待し活動してまいります。


27年度中の一般質問の概要
 
 この1年で行った一般質問の概要は次の通りです。3月議会は代表質問のみのため行っていません。
○本市の人口減少対策に定住自立圏構想の活用について
○市民サービス向上のための市職員の健康管理について
○路線バスの利用状況と今後の対策について(以上6月議会)
○本市の未来創造福知山(案)の概要、市長の決意、長期ビジョン策定の意義について
○三和工業団地、中心市街地への企業誘致による雇用拡大について
○観光業振興による交流人口の増加対策について(以上9月議会)
○地域振興対策の市民アイデア買い取り事業の推進について
○男女共同参画社会の実現、女性の活躍推進について
定住自立圏の綾部市と丹波市との先行実施、公立大学学生確保の観点からの定住自立圏について
○旧3町庁舎の活用状況と今後の対策について(以上12月議会)
 

         

定住自立圏構想とは

総務省が提唱している事業で中心市とその近隣市町が協定して医療、教育、産業振興、消防など多くの分野で連携協力するもの。豊岡市などは既に実施している。
本市は府唯一中心市要件を満たす。実施する場合は本市が中心市宣言を行い、本市に流入人口が多い綾部市や丹波市などと協定して連携を強化する。大学の学生確保にも有効と考えられる。国からの交付金もある。

希望の会所属・市民地域委員会副委員長  事務所連絡先℡ 232915

本市の活性化や市民サービスの向上に向けて活動します。
よろしくお願い申し上げます。